第1回 Studio撮影会より(2)
最終更新: 2020年2月23日

彼女のイメージは無限
二人目の参加者は、先日のBlue-T撮影会にも参加くださったフルート奏者の女性。
その時は夜の撮影だったこともあるが、彼女からのリクエストは
「カッコイイ系」「ダークなイメージ」「脱・お嬢様」
だったのでストロボを駆使してコントラストをきつめにした写真がメイン。
しかし今回、彼女からもらったリクエストは
「オフショット」「優しく」「カフェでくつろぐイメージ」
だった。前回とはまるで反対のイメージだ。
彼女は彼女なりに、このスタジオで撮影されるイメージを汲んだのかもしれない。

今回、彼女は一般的なフルートの他に「古楽器」と呼ばれるバロック時代などに使われた古いスタイルのフルートを持参された。木製の楽器はこうしたスタジオでの撮影にはアクセントになるかもしれない。
そして彼女は着替えることもなく、普段着のままでカメラの前に立った。

彼女からのリクエストもあって、編集作業においても普段はあまりやらない設定にする。
やや、霞をかける様なイメージか。ソフトフォーカスとまではいかないものの、普通の写真と見比べると、ややボンヤリする様な雰囲気に仕上げている。
それもこれも、こんな真っ白なスタジオで撮影された画像ファイルだからできること。
見方によってはメリハリが不足しているかもしれないが、雰囲気はある。
そしてフライヤーにも使える様にテキストスペースは十分に確保できるし、また編集作業において容易に増やすこともできる。



結局、最後までストロボを使うことは無かった。
それでも、十分に光が回り、キャッチも捉えることができる。
流石にレフ板は使ったが、それだけだ。
彼女も写真が苦手と言う。
苦手と言う他に、彼女は極端に体が硬い。
普通なら無理とは言えない姿勢でも辛いと言うから大変なことだ。
それでもスキニージーンズが見事にハマって、とても爽やかだった。
最後には彼女の中ではすでに次回の自分がイメージできている様だった。
