注目を集めるためのステップ・2

ステップ・2
前回、マーケティングの基本となる「3M」の話をしました。
そして「リスト構築の重要性」も話しました。
それでは、その後はどうするのか?
少々、難しい話になりますが具体的に話を進めていくので理解はできると思います。
セールスファネルを作る
セールスファネルと言う言葉を聞いたことがありますか?
マーケティング用語であり「一体、なんのこと?」と思われるかもしれません。
「ファネル」とは「Funnel」と記し、日本語で言えば「漏斗」と訳されることが多いです。
一番、身近なのは「コーヒーファンネル」かもしれません。ドリップコーヒーを入れる際に使う逆三角形の器具です。
つまり、入口は広く、先に進むに連れてどんどん狭くなる・・・そう言う形状です。
これをマーケティングに「応用」するのです。一体、どう言うことか?
まず、入口は広く用意します。
そして、だんだんと狭くして、最後は一滴ずつ落ちるようなイメージ。
わかりやすく言えば、まずあなたのファンになりそうな人を広く・浅く集めるのです。
そして、関係性を少しずつ築きながら評価をもらい、エンゲージ(反応)を高めてから行動を促し、購入に至る。。。その後はもう濃密なファンです。
ざっくりと図解するとファネル全体を3つに分ける考え方が一般的。
1:認知の段階:TOFU(Top of the Funnel)
2:関係構築・エンゲージ:MOFU(Middle of the Funnnel)
3:行動・コミットメント・購入・リピート:BOFU(Bottom of the Funnnel)
実際はもう少し細かく分けるのですが、ここでは「ざっくり」と言うことで3分割。
よく誤解を受けるのが「ウエブサイト」と「セールスファネル」の違いです。
おそらく、あなたも「ウエブサイト」は持っていると思いますが、今の時代、ウエブサイトの役割とは何だと思いますか?明確な答えは「総合パンフレット」です。
テレビコマーシャルなどの影響か、「詳細はウエブで!」などと記してトップページのリンクを貼る人が多くいますが、では、そのリンクをクリックした消費者はどうなるでしょうか?
トップページに来たは良いが、どこへ行って良いかわかりません。
わかりやすいページならまだしも、大抵のトップページは「行き先」がたくさんあります。
その段階で消費者はサイトを離れます。
つまり、何かしらの媒体であなたのことを初めて知った人が、もう少しあなたを知りたくなった時にまずお知らせしたいことを明確にする「場所」が必要なのです。
1:TOFU(第一段階)
ファネルの1段階(TOFU)では、まずあなたの事を知ってもらわないといけませんよね。
まずはSNSなどであなたのコンテンツを公開することです。
そこには必ず専用ページのリンクを貼ります。
たまたま、あなたのコンテンツを見て(聴いて)興味を持てばリンク先に移動するでしょう。
そこでいきなりセールスしたり、メールアドレス記入を催促しては嫌われますよ。
あなたが消費者の立場になれば簡単に分かる事ですよね。
なので、この段階では無料でコンテンツを提供する事です。或いは、あなたが何かのサービス業を展開しているのであれば、超安価でサービスを提供することです。
以前にも述べましたが、コンテンツは何でも良いのです。
一般的には自己紹介的な動画を使う人が多くいるようです。アーティスト(演奏家)なら演奏している動画のワンシーンと、リアルに挨拶している本人など。
日本人は比較的真面目に挨拶していることが多いですが、外国人などは本当に「楽しそう」に話していますよ。ジョーク混じりに話をするのはお国柄でしょうね。
・自分が何をしているか?
・どう言う考え方を持っているのか?
・仕事(サービス)とどう向き合っているのか?
・消費者に対する考え方や想いは何か?
などなど、熱く語るのです。
そしてそこはアピールの場でもあり、コミュニケーションを築く第一歩の場所でもあります。
その場で、訪ねて来た人に「問いかけ」をしてコミュニケーションが始まるのが理想的ですよね。
『私も若い頃は、これで悩みました。でも、あることがきっかけで克服することができました!』
などとストーリーを展開するのも良いですよね。見ている人は引き込まれますよ。
そこで「共感」を得られたら、その人はあなたのファンになりかけています。
『あなたも、どう言うことに苦労していますか?』
『あなたは、何に問題を抱えていますか?』
などと問いかけるのです。それに対してコメントをもらえたら関係構築が始まります。
そのコメントに対する「答え」を提供することで来訪者を教育することができます。
別に、問いかけに対するコメントが無かったとしても、あなた自身の経験を語るだけでも十分です。
同じ苦労をしている人はたくさんいるはずです。それに初めての段階でコミュニケーションを取る人はなかなかいません。
まずは、これが第一段階です。
ここが一番重要な部分だと思いますし、力を入れるべき場所だと思います。
なのでSNSなどでコンテンツを定期的に公開する必要があるのです。
それも「思いつき」で公開するのではなく、機械的と言えるような「定期的」の方が効果的だと思いますよ。
そして再三述べていますが、あなたの写真も強力なコンテンツです。
あなたが情報発信するコンテンツに、アナログモノクロームで撮影した写真を添付してはいかがでしょうか?それはそれで、注目を集める要因の一つにはなるかと思いますよ。
そこでアーティストであるあなたにお願いです。
ぜひ、あなたをアナログモノクロームで撮らせて下さい!
特に金管楽器奏者は今の私の中で1番のイメージです。
詳細は専用ページをご参照下さい。
あなたのコンテンツに、ぜひモノクローム写真を追加してみては如何でしょうか?
