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【Silver & Sound -音楽家を刻む銀塩写真】モノクロフィルムで撮影する音楽家
デジタル全盛の今、なぜ私はあえてモノクロームで、しかもアナログにこだわるのか。
その理由を紐解こうとすると、決まって一人の若きトランペッターの横顔に突き当たります。
吹奏楽部でトランペットに明け暮れていた中学生の私にとって、ウィントン・マルサリスの登場は事件でした。
20歳の彼の天才性と、クラシック・ジャズ両面での衝撃。
少し背伸びして買ったレコードの重み。
音だけでなく「ビジュアル」から受けた、えも言われぬ刺激。
ジャズの基本も知らない当時の私ですら、それを肌で感じることができました。
とまるおさむ
5月16日読了時間: 3分


【Silver & Sound -音楽家を刻む銀塩写真】モノクロフィルムで撮影する音楽家
デジタル写真は、いわば完璧に調律された「平均律」の世界。
どこを切り取っても破綻がなく、極めてクリアです。対してアナログ(フィルム)は、その時々の温度や現像液の状態、フィルムの粒子によって、微細な「うねり」や「不規則性」が生じます。
これは古典調律における特定の和音の「濁り」や「輝き」に近いものです。
どちらが正しいかではなく、その質感が表現に必要かどうかが重要なのです。
とまるおさむ
5月9日読了時間: 4分


【Silver & Sound -音楽家を刻む銀塩写真】モノクロフィルムで撮影する音楽家
音楽家のあなたに、技術的な「現像」や「粒状性」という言葉を使わずに、アナログモノクロームの表現力を伝える記事を書きました。
演奏家が「音」を紡ぐプロセスと、写真家が「光」を定着させるプロセスを重ね合わせることで、私のモノクロームに対する深いこだわりがより真っ直ぐに伝わると思います。
とまるおさむ
5月6日読了時間: 3分


【Silver & Sound -音楽家を刻む銀塩写真】モノクロフィルムで撮影する音楽家
"目に見える「解像度」の先にあるもの"
最近のデジタルカメラは画素数で語られることが多いですが、アナログの世界には、数字だけでは計り知れない『キャンバスの広さ』が生む魔法があります。
"ピアノのサイズに例える「フォーマット」の正体"
楽器に例えるなら、180cmのグランドピアノと、ホールにある276cmのフルコンサートグランドほどの違い、と言えば音楽家の皆さんには伝わるでしょうか。
どちらも同じピアノですが、その響きの深み、音の広がりは全く別物ですよね。
とまるおさむ
5月4日読了時間: 3分


【Silver & Sound -音楽家を刻む銀塩写真】モノクロフィルムで撮影する音楽家
音楽家のあなたが、愛器の木目の美しさや弦の響き、或いはマウスピースの微妙な形状にまで魂を込める様に、写真家にとっても「道具」は単なる記録の手段ではありません。
私が特に大切にしているのは、レンズを通る「光の質」です。
写真の質感は、現像液やフィルムで決まる前に、実は撮影したその瞬間にレンズが光をどう受け止めたかで決まってしまいます。
それは、奏者が楽器を手にした瞬間に、すでにその「音色」の方向性が決まっているのとよく似ています。
とまるおさむ
5月1日読了時間: 3分


【Silver & Sound -音楽家を刻む銀塩写真】モノクロフィルムで撮影する音楽家
スピーカー越しに聴く音楽と、コンサートホールで空気を震わせて届く音。
その違いを、音楽家の皆さんは誰よりも知っているはずです。
写真も全く同じです。
印画紙の質感、黒の締まり、そして光の階調。
モノクロフィルムで撮影され、実際にプリントを手に取った時、写真と自分との間にある「距離」が消え、被写体の存在感が圧倒的な質量を持って迫ってきます。
画面越しではどうしても削ぎ落とされてしまうその『リアル』を、私はいつかあなたに直接、体験してほしいと願っています。
とまるおさむ
4月26日読了時間: 4分


【Silver & Sound -音楽家を刻む銀塩写真】モノクロフィルムで撮影する音楽家
音楽の世界を見渡すと、華やかな女性奏者の姿が目立つことが多いかもしれません。
しかし、だからこそ私は、ステージに立つ男性アーティストが放つ「特別な存在感」にいつも強く惹かれます。
撮影の現場で感じるのは、男性は女性に比べてどこか「撮られること」に照れや抵抗を感じている方が多いということ。
けれど、それは実にもったいないことだと思うのです。
カメラの前で自分を解き放つことは、楽器を奏でるのと同じくらい、純粋でエキサイティングな表現活動なのですから。
とまるおさむ
4月24日読了時間: 3分


【Silver & Sound -音楽家を刻む銀塩写真】モノクロフィルムで撮影する音楽家
街中の雑踏や電車のホームで、ふと大きなチェロのケースを背負った女性や、細身の管楽器ケースを抱えた青年を見かけると、ついつい目で追ってしまうことはありませんか?
その瞬間に感じるのは、単なる「荷物を持っている人」への興味ではなく、一種の「憧れ」に近い感情かもしれません。
ケースの中に収められた、磨き上げられた楽器。
そして、それを守りながら歩く人の、どこか浮世離れした凛とした空気感。
今回は、あえて「楽器そのもの」ではなく、それを包む「ケース」が語る音楽家の肖像についてお話しします。
とまるおさむ
4月22日読了時間: 3分


【Silver & Sound -音楽家を刻む銀塩写真】モノクロフィルムで撮影する音楽家
私にはどうしても譲れない、あるひとつの個人的な渇望があります。
「私はあらゆる境界線を越えた全ての音楽家をモノクロフィルムで撮影したい」
デジタルでは表現しきれない、光と影のざわめき。
フィルムに刻まれる、その人の生き様そのもののような粒子。
モノクロームの世界だからこそ描き出せる、音楽家の純粋な「魂の形」があると信じているからです。
あなたの音を、あなたの人生を、銀塩の粒に込めて永遠に残したい。 その準備は、いつでもできています。
とまるおさむ
4月18日読了時間: 3分


【Silver & Sound -音楽家を刻む銀塩写真】モノクロフィルムで撮影する音楽家
色彩豊かな風景の中で、あえてモノクロフィルムで撮影することを選択する。
すると、背景の紅葉は『光の粒』へと姿を変え、主役であるあなたの表情と楽器の質感だけが浮かび上がります。
色彩がないからこそ、見る人はそこから『音』や『季節の匂い』を自由に想像する。
これこそが、写真という表現が持つ物語性です。
とまるおさむ
4月17日読了時間: 2分


【Silver & Sound -音楽家を刻む銀塩写真】モノクロフィルムで撮影する音楽家
最近、モニター募集について『デジタルでも撮影してもらえますか?』というお問い合わせを多くいただきます。答えは、もちろん大歓迎の『Yes』です。
むしろ、私はデジタルとアナログを使い分ける『ハイブリッド撮影』を積極的に楽しんでいます。
とまるおさむ
4月15日読了時間: 2分


【Silver & Sound -音楽家を刻む銀塩写真】モノクロフィルムで撮影する音楽家
テストモデルの募集にあたり、『デジタルでの撮影も可能ですか?』という切実な声を多くいただきます。答えはもちろん、YESです。むしろ、積極的に併用していきます。
仕事として使える確実な1枚は、デジタルで。
デジタルには、その瞬間の光を微細に捉え、すぐに確認できる安心感があります。これまでの30年のキャリアでも、多くの音楽家の姿をデジタルで切り取ってきました。
そして、あなたの魂の震えや空気感を刻む1枚は、35年連れ添ったフィルムカメラで。
この『ハイブリッド撮影』こそが、今の私にできる最高のサービスです。
とまるおさむ
4月13日読了時間: 2分


【Silver & Sound -音楽家を刻む銀塩写真】モノクロフィルムで撮影する音楽家
これは仕事の募集ではありません。
私の30年のキャリアと、かつての少年の憧れをぶつけるための、真剣な『作品撮り』のお誘いです。
ジャンルは問いません。
あなたの吹くその一音を、私がモノクロフィルムで撮影する作品としてあなたの記憶に、そして私のポートフォリオに刻ませてくれませんか?
とまるおさむ
4月12日読了時間: 2分


【Silver & Sound -音楽家を刻む銀塩写真】モノクロフィルムで撮影する音楽家
ピアニストのリハーサル。それは、華やかなステージの裏側にある、己との戦いの場です。静寂の中に、最初の音が生まれる瞬間。彼女はもちろん、私もじっと息を殺してファインダーを覗いていました。
ピアノという巨大な楽器、その内部機構(宇宙)に向かう彼女。
白と黒の鍵盤に触れる直前の、その研ぎ澄まされた背中に、私は一人のアスリートがスタートラインで号砲を待つような、静かな闘志を感じたのです。
カラー写真が音色を伝えるなら、モノクロームは音の『振動』や『残響』を伝えてくれる。モノクロフィルムで撮影すると銀粒子が、彼女の奏でる低音の唸りや、高音の煌めきと共鳴しているように見えませんか?
とまるおさむ
4月8日読了時間: 4分


【Silver & Sound -音楽家を刻む銀塩写真】モノクロフィルムで撮影する音楽家
002:私がモノクロフィルムにこだわる理由 デジタル全盛の今、何故あえてモノクロフィルムなのか? スマートフォンで誰しも簡単に綺麗な写真が撮影できる現代 私は今でもアナログモノクローム(つまり白黒フィルム)での撮影にこだわります。 回数は多くありませんがモノクロフィルムで撮影する宣材写真の需要もあります。 その場で画像を確認出来ない、設定が面倒、現像してプリントするまでの時間が掛かる、 そもそも色が無い… そんなモノクロフィルムで撮影する写真にどんな魅力があると言うのでしょうか? 光と影の強調: 色の情報がなくなることで、光の当たり方や影の落ち方がダイレクトに伝わります。 明暗のコントラストにより、日常の何気ない風景がドラマチックなアートへと変わります。 想像力をかきたてる表現 : 被写体の「形」「線」「構図」に意識が向くようになります。 特に建築物の幾何学的な美しさや、人物の肌の質感、服のしわなどがより鮮明に感じられるようになります。 撮影プロセスの集中力 : デジタルのようにその場で結果を確認できないため、目の前の被写体や光の変化に対して、よ
とまるおさむ
4月3日読了時間: 4分


【Silver & Sound - 音楽家を刻む銀塩写真】モノクロフィルムで撮影する音楽家
001:銀塩カメラマンの所信表明 白黒フィルムで撮影した私が所有するV.Ba chのトランペット 私は音楽家、特にピアニストをメインで撮影するカメラマンです。 アナログ(つまりフィルム)モノクローム写真に魅せられ、その道でも色々と活動しております。 このブログでは特に若い音楽家に向けて、アナログモノクローム写真の魅力と面白さ・楽しさを音楽表現と準えてお話しするつもりです。 何故アナログなのか? - 時間をかける贅沢。音楽家の基礎練習と同じ。 デジタル全盛の今、何故アナログなのか? 一言で表現すれば「時間をかける贅沢」です。 今の時代、全てにおいて「効率性」が求められます。時間で言うなら「タイパ」。 フィルムカメラで撮影しても現像処理を施さないと画像を確認できません。 さらにプリントをして初めて「写真」になるのです。 この時間がタイパとしてどうなの?と思われても致し方ありません。 でも音楽家のあなたも全く同じ。気の遠くなるような時間を「基礎練習」に費やしているはずです。それはあなたが演奏家として存在する限り、永遠に必要な時間です。...
とまるおさむ
4月2日読了時間: 4分
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